坂部 貢教授

北里大学薬学部公衆衛生学講座・教授
北里研究病院・臨床環境医学センター長
環境化学物質の生体影響について基礎・臨床の両面から
研究し続けている。

実際に使用されている車内からサンプルを採取し、培養や顕微鏡による分析を行っていただきました。

車内というのは坂部教授によれば、雑菌やダニが繁殖するのに最適な「温度・湿度・栄養」という3つの条件が揃っているとのこと。また、気温が下がる冬場でもヒーターの熱もあり、菌が死滅することはないとも・・・。ただし、実際にはどれほどのものか目で見ることができないだけに、実感がないのも事実。
そこで今回は車内各部からサンプルを採取し、研究室で分析を行っていただくことにした。
採取したのは雑菌とダニの2種類。カービューティープロのルームクリーニングにおいて、クリーニング前と後で比較してみることにした。実際には雑菌にかんしてはフロアマットとステアリングから採り、ダニにかんしては掃除機を使い各部から採取。
雑菌は培養し、ダニについてはホコリやチリが混じっているため、ダニそのものの量を測定できないということで、ダニの糞に含まれるタンパク質を計量することで比較していただいた。詳しい結果は写真を参照してもらいたいが、とにかくクリーニング前の状態にはただ驚くばかり。クリーニング後の状態を見て、プロによるルームクリーニングの高い効果が期待できることは実証されました。

オートマート・ネットワーク Vol.530
2005年9月25日発売号から抜粋